【Adobe MAX Japan 2019レポート】手書き感への挑戦! アドビが開発中のフォント「ヒグミン」の舞台裏

2019.12.16

ベーコ
「Adobe MAX 2019」へ参加して来ました!「手書き感への挑戦!
アドビが開発中のフォント「ヒグミン」の舞台裏」のセッションについてレポートします。

こんにちは、デザインチームのベーコです。 12月3日、アドビのクリエイティブの祭典「Adobe MAX 2019」へ参加して来ました! その中から、「手書き感への挑戦! アドビが開発中のフォント「ヒグミン」の舞台裏」のセッションについてレポートします。

スピーカー

  • グラフィック社 / 津田淳子さん
  • Adobe /チーフタイプデザイナー 西塚涼子さん

セッションについて

公式の概要は以下

デザイナーなら誰しも、新しいアイディアが沸き起こるようなフォントを探していませんか? アドビが開発中の「ヒグミン」は、手書きをベースにした全く新しいフォントです。一方、紙ものづくりの現場では、活版印刷や>見当ズレが出やすいリソグラフが注目を集めています。そこに共通するキーワード「揺らぎ感」とは一体どのようなものか? 開発工程やたくさんの歴史資料をもとに、その答えを解き明かしていきます。 文字っこは参加必須のセッションです。

当日は津田さんのヴィンテージなコレクションを見せて頂いたり、西塚さんのヒグミンの製作話を聴き、手作業、手書きのならではの「揺らぎ感」という味わいを堪能することができました。

スライドが本当に可愛らしく、一気に引き込まれてしまいました。 会場からは「かわいい〜」の声続出。

津田さんのヴィンテージコレクションの紹介

レッテル

まずはレッテルというもの。昔、広告的な使われ方をしていたそうです。
抜き型の刃にインキがついてる状態で型抜きしているので、よく見るとフチまで綺麗に色がついているとのこと。
かわいすぎますね…「そごう」の「う」はなんで小さいんだろう…
ずっと眺めていたい!


印刷見本

こちらは昭和頃の印刷見本の冊子。 上の広告ページの字体について、「デジタルでは表現できない丸さ」とおっしゃってました。丸の味を出すのがデジタルではかなり難しいとのこと。

昔の活版印刷などで表現される丸ゴシックはぽってりしててかわいいですね!


鉄道プレート

続いて鉄道プレート。 ふところ広めなひらがながかわいいです。 「アルプス」のように同じ言葉でも、「ア」の二画目の処理が違ったりしていておもしろいです。愛おしい。

このほかにもたくさんコレクションの紹介がありました。 時代ならでは、手作業ならではの良さを改めて感じることのできるお話でした。


ヒグミンプロジェクトについて

ここからはヒグミン制作の舞台裏についての話です。

「ヒグミン」とは

画家のヒグチユウコさんが作品の中に描き入れている手描きの文字のこと。
(ヒグチユウコさんのサイト: http://higuchiyuko.com/

愛らしいダークな感じがステキです… プロジェクト始動はフォントの日にTwitterでヒグチさんが「Adobeでフォントになるのが夢」とつぶやいたのが始まりだそう。

ヒグチさんの文字をそのままトレースするのではなく、文字、作品がもつ躍動感をフォントに落としこむようにしているとのこと。


ヒグミンのびっくりポイント!

ヒグミンの仕様でびっくりしたポイントを紹介していきます。

ひげ長い!すごい飛び出してる!

同じ「d」という文字でも、テキストの位置によって形が変わる仕様を考えているとのこと。すごい…!

ひらがなカタカナにも複数パターンが! 先頭に合わせて全体の字体が変わるようです。

かわいすぎるイラストもフォント化!豪華!!!
ちなみにイラストは、手書きの絵をIllustratorのオートトレースでパスにする→エッジをえんぴつツールで丸めるという調整をしているようです。 


リリースについて

2020年にローンチ予定で、ひらがな、カタカナ、英数字の展開だそうです。 Adobe Fontsで使えるようで、今から楽しみです!


豪華ノベルティの紹介

ノベルティが超豪華だったのでご紹介します。

かづらきレーザーカット

最初、持つのにドキドキするくらい繊細でした!


クリアファイル

箔押しです!こちら何も入れないと裏表で一枚絵になります。


かづらきトートバック

なんと蓄光印刷で暗闇で光ります!


マグカップ

メタモカラー印刷というものらしく、お湯を入れるとわんこの色が可愛いピンクに変わります。


感想

改めて「ヒグミン」がフォント化することに感動しました! そして手書きの揺らぎの部分は、ものすごい情報量でデジタル化することは本当に大変なのだなと。そこに挑戦して、さらに突き詰めていく姿がとてもかっこよく、印象に残りました。

今からどんなところで使おうか妄想が膨らみます…リリースとても待ち遠しいです!!!

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