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UXハニカムを活用しUIを改善する方法

2020.12.18

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「UXハニカム」という言葉は知っているし、内容も理解している。しかしそれを実制作に活用することはできているでしょうか?

Webサイトやアプリの制作に関わっている人であれば、「UXハニカム」という名前くらいは知っていますよね。その6つの要素を満たしていれば、優れたUXを生み出せるという指標である、というところまで知っているかもしれません。

ところが、それを実制作に活用できている人は少ないのではないでしょうか。今回は、UXハニカムを案件に取り入れる方法をご紹介いたします。

UXハニカムのおさらい

「User Experience Honeycomb」は、情報アーキテクチャ論の先駆者であるピーター・モービル⽒が2004年に提唱したものです。
日本語では「ユーザーエクスペリエンスのハニカム構造」とか「優れたユーザー体験を実現するためのUXハニカム」などと言われたりしています。

  • Useful 役に⽴つ
  • Usable 使いやすい
  • Findable ⾒つけやすい
  • Credible 信頼できる
  • Accessible アクセスしやすい
  • Desirable 好ましい

これらの6つの要素がクリアできていれば、ユーザーにとってValuable(価値の高い)なものだと言える、というものです。
Webサイトやアプリ制作においては、質の高いUIを設計する際の判断基準にもなります。
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参考:http://semanticstudios.com/user_experience_design/

こんなタイミングで使える

なんとなくUXハニカムを頭の片隅に置いて、情報設計やデザインをする、という人も多いかと思います。
しかし、以下のようなタイミングで取り入れることで、情報設計により確信が持てるようになるでしょう。

リニューアルすることになり、現状の課題を抽出するとき

現状をヒューリスティック分析し、そこで挙がった問題点をUXハニカムに落とし込み、課題へと導き出します。

プロトタイプを作って評価するとき

新規作成でもリニューアルでも、プロトタイプを作ると思います。プロトタイプを使用し得られたフィードバックをUXハニカムに落とし込みます。

UXハニカムの活用法を具体的に解説

1. 問題点の洗い出し

ヒューリスティック分析や、プロトタイプのテストで、問題点を洗い出します。
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2. UXハニカムの6つの項目に振り分け

表組みに問題点を振り分けます。

3. 問題点を改善点に変換

問題の逆説が改善すべきことになるので、改善点を書き込みます。(問題点と改善点の数が必ずしも一致するわけではありません)
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4. そのプロジェクトの課題を明確にする

6つの項目の分布だったり、改善点の内容を見ると、取り組むべき方向が絞り込める場合があります。
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5. 改善の優先度を決める

さらに改善点を、重要度とコストのマトリックスに振り分けると、優先して取り組む課題が明確になってきます。
「コスト」はお金だけでなく時間と労力も含みます。スケジュールとリソースは見合っているでしょうか?
「重要度」は、Appleなどが推奨しているユーザインターフェイスのガイドラインや、W3Cが勧告しているWeb標準規格を参考に決めたり、ターゲットのリテラシーと照らし合わせて重要度を決めていきます。
マトリックスに振り分けた上で、プロジェクト上どこまでやるのかを見定めていきましょう。
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さいごに

UXという言葉が流行り出してだいぶ時が経ちます。デザイナーは昔と違って、よりデータをもとに課題解決をしていくようになりました。クライアント側も同様に、データをもとにジャッジしていきます。デザインでの課題解決をロジカルに説明する材料として、UXハニカムを活用してみてはいかがでしょうか。